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  3. 「東北観光戦略の策定」ならびに「東北観光推進機構(仮称)の設立」について

 北海道・東北未来戦略会議(会長:寺田典城 秋田県知事)(略称:ほくとう戦略会議)は、本日(11日)、仙台市において第2回定時総会を開催し、東北の官民が一体的に取り組む東北観光戦略を策定するとともに、その観光戦略の推進組織として「東北観光推進機構(仮称)」の設立について概要をとりまとめましたのでお知らせいたします。
 
 ほくとう戦略会議は、北海道・東北地域の総合的な発展を目指し、平成18年5月に設立した組織で、北海道・東北地域の知事ならびに同地域内の経済団体等の長がメンバーとなっています。ほくとう戦略会議では、これまで、「広域観光」の一層の推進をめざし、官民の関係者からなる「広域観光のあり方に関する検討部会」を設置し、具体的な広域観光戦略の検討を行ってきました。
 昨年11月には、ほくとう戦略会議のメンバーが出席する「第1回ほくとうトップセミナー」を開催し、「東北観光戦略の策定」や「東北における広域観光の推進体制の整備」等について合意事項※参考2参照をとりまとめており、本日、第2回定時総会において、この合意事項に基づいて検討を進めてきた検討結果を報告したものです。
 
 具体的には、東北の官民が一体的に取組む東北の観光戦略として、①「多くの人に『東北』を知ってもらい、満足してもらう戦略」、②「国内大都市圏から東北に観光客を誘致する戦略」、③「東アジアを中心とした海外からの観光客を誘致する戦略」、④「東北における観光戦略推進のための総合的な役割を担う組織の整備」の4点を活動の柱とし、東北7県の宿泊客数を平成22年度時点で5595万人(年率約4%増)、海外からの訪問者数を58万人(年率11.6%増)とする目標を掲げました。

 このうち、「東北における観光戦略推進のための総合的な役割を担う組織の整備」では、東北が一体的に広域観光に取り組むための推進組織として、東北7県の官民が出資し、新たに「東北観光推進機構(仮称)」を設立することとし、その概要を示しました。「東北観光推進機構(仮称)」は、事務局を(社)東北経済連合会内に設置し、「マーケティング」や「東北観光のイメージづくり」など、東北の観光振興を図る上での基礎となる事業に取り組むとともに、プロモーションから旅行商品造成・販売促進までの一貫した観光戦略の展開を図っていくこととなります。

 今後、「東北観光推進機構(仮称)」は、6月に開催予定の「東北観光推進機構(仮称)」設立総会を経て、正式に発足する予定となっております。

 この他、ほくとう戦略会議では、北海道・東北地域が連携して取り組む広域観光事業に係わる検討結果についても報告され、北海道・東北広域観光モデルルートのあり方や今後の広域観光の課題等について意見交換を行いました。

【ご照会先】 北海道・東北未来戦略会議 事務局
(社)東北経済連合会 地域政策G 小野、米澤、菅原
TEL 022-799-2104

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