1. 一般社団法人 東北経済連合会
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  3. 東経連事業化センター情報(マーケティング・ビジネスプラン支援事業の採択について)

 ~新たに「有限会社テクノ・キャスト(大崎市)」の事業支援を決定~

 東経連事業化センター(会長:幕田圭一(社)東北経済連合会会長)は、このたび、支援戦略委員会(委員長・熊谷巧東北イノベーションキャピタル㈱代表取締役社長)での検討を受け、新たなマーケティング・ビジネスプラン支援事業として、有限会社テクノ・キャスト(大崎市)の事業支援を決定しました。これにより、マーケティング・ビジネスプランの支援対象企業は、現在支援を実施している5社※1を含め合計6社となります。

 有限会社テクノ・キャスト社は、京都大学再生医科学研究所の堤定美教授、東北大学流体科学研究所の太田信准教授と共同で、生体の軟組織に似た柔らかさや含水性を持つ高分子材料、PVA※2を用いた人体の感覚に近い粘膜、および骨を開発しており、この技術を生かした外科手術シュミレーション模型の実用化を進めております。 同社は、その一環として、PVAを用いた歯科手術訓練用口腔模型の実用化に取り組んでおりますが、この模型は、従来のものに比べ、実際の口腔内生体と物質的特性が極めて近いことから、今後、歯科医、学生の手術練習用として広く使用されることが期待されております。
 事業化センターでは、今後、1年間を事業支援期間として、同事業の支援チームを組織し、本模型の大手販売企業とのアライアンス支援、ならびに応用製品開発等の支援活動を行っていくこととしております。(「新たな支援事業の概要」参照)

 マーケティング・ビジネスプラン支援事業は、新製品・新商品の開発に際して課題となるマーケティングや知的財産の戦略立案ならびにビジネスプランの構築等の支援を行う事業で、東北7県に主な事業所を置く企業を対象に、新規性・革新性があり、支援を通じて成長軌道に乗る可能性の高い事業を支援しています。
 支援企業に対しては、当センターに登録している専門家等をメンバーとする支援チームを個別に編成し、原則として1年間を期間としてマーケティング・ビジネスプランの支援活動を行います。
 マーケティング・ビジネスプラン支援事業は随時申込みを受け付けています。

※1:現在支援を実施している5社
(株)ピー・ソフトハウス(仙台市)、(株)マイクロアーツ(会津若松市)(平成18年9月5日お知らせ済)
(株)アクトラス(横手市)、(株)松栄工機(大崎市)(平成19年3月3日お知らせ済)
(株)アイカムス・ラボ(盛岡市)(平成19年4月4日お知らせ済)
 
※2:PVA(ポリビニールアルコールハイドロゲル)
 合成水溶性高分子で造膜性、接着性、乳化性、耐油性、耐薬品性などに優れている。このため、様々な形状が可能で、糊、マウスピース、スポンジ、包装用フィルム等に使用されている。

【本件についての照会先】   
東経連事業化センター 西山
(℡022-225-8561)
(仙台市青葉区中央2-9-10(セントレ東北11階 (社)東北経済連合会内)

新たな支援事業の概要

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