1. 一般社団法人 東北経済連合会
  2. 東経連からのお知らせ
  3. JST復興促進プログラムへの採択について

 東日本大震災の産業復興・新生に向けて、
                        日中間の産学連携プロジェクトをコーディネート
                 「アカガイの高効率複合生産システムによるグローバル増養殖産業の開発」

 東経連ビジネスセンターでコーディネートを行った国際的な産学連携プロジェクト「閖上地域の産業復興・新生に向けたアカガイの高効率複合生産システムによるグローバル増養殖産業の開発」が(独)科学技術振興機構(JST)の復興促進プログラム(マッチング促進 平成25~26年度)に、3月22日付で採択されましたので、お知らせします。

(プロジェクトの概要)
 東日本大震災前までアカガイの水揚げ日本一を誇っていた名取市閖上地区の復興に寄与すべく、水産に関する東北大学の高いレベルの基礎研究と中国における海洋科学技術の進歩に中心的な役割を果たしている中国海洋大学(山東省青島市)が持つ養殖技術、さらに養殖装置開発に高いノウハウを持つ(株)晃和工業(石巻市)が連携することで、アカガイの効率的な養殖技術を確立し、大震災からの産業復興・新生に貢献することを目標に立ち上げたものです。
 今後、中国海洋大学の実証フィールド等も用いながら技術開発を進め、人工的な稚貝生産から漁場への放流、さらに、内陸養殖技術開発等の複合的なシステム開発に取り組みます。

(プロジェクト発足の経緯)
 東経連ビジネスセンターでは、昨年6月に「ナチュラル・イノベーション支援事業調査報告書」を発表し、被災地域の産業復興・新生に向けて、水産加工業等の農林水産分野でのイノベーション、いわゆるナチュラル・イノベーション創出の重要性を提唱しています。
 この観点から、昨年11月に、中国における養殖技術や食品加工等のナチュラル・イノベーションが最も進んでいる山東省の中心都市青島市にビジネスミッションを派遣しました。その際、アドバイザーとしてミッションに参加した東北大学農学部の木島教授が中国海洋大学李教授と東北地域の震災からの復興に向けた協力で合意し、これを受け、帰国後、東経連ビジネスセンターが㈱晃和工業に参加を呼び掛けて当プロジェクトを発足させたものです。

 添付の資料もご覧ください。

【お問い合わせ先】
 東経連ビジネスセンター 高玉、西山
    〒980-0021 仙台市青葉区中央2-9-10 セントレ東北11階
          (一般社団法人 東北経済連合会 事務局内)
        TEL:022-225-8561、FAX:022-262-7055
         http://tokeiren-bc.jp/

プレス資料(PDF)

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