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  3. 「第68回企業経営に関するアンケート調査」の実施結果について(第38号)

            - 上期実績BSIは小幅に下降した。来期の見通しも小幅に下降。-

 (社)東北経済連合会では、東北経済の動向と企業経営の実態を把握し、国の政策に対する要望など今後の当会活動に資するため、毎年4月と10月の年2回、当会会員企業を対象に「企業経営に関するアンケ-ト調査」を実施しています。今回の調査は、本年4月分が、東日本大震災のため休止したため、22年10月以来、1年振りのアンケート調査となりました。295社の会員企業に対して実施したもので、通算で68回目となります。調査結果内容は別添のとおりですが、本調査における東北の景況感についての主な特徴点は以下の通りです。

○東北の景況感(23年度上期実績)は、BSIが▲10.3Pとなり、前年比▲4.2P小幅に下降しました。
 下期見通しは、上期よりは改善するものの、やや下降の▲9.2Pとなりました。

○売上高・経常利益(23年度上期実績)は、売上BSIが▲0.5P、経常利益が4.6Pとなりました。製造業では、売上・経常利益とも
 下降しましたが、非製造業は売上、利益とも改善し全体を押し上げました。
 下期見通しは、売上▲4.2P、経常利益▲10.4Pとなっており、円高や欧州の金融不安が下期に対する見方を厳しいものとしてい
 ます。

○その他アンケート調査として、震災の発災から7ヵ月経過したことから、会員企業の復旧状況、復旧の障害、今後の要望事項に
 ついて調査しました。生産・売上については、8割の企業が震災前水準を回復しています。生産売上水準回復の障害としては、
 製造業では「円高」35.1%、非製造業では「商圏地域の復旧の遅れ」33.9%、今後の復旧の要望事項として製造業は「電力の安定
 供給」59.5%、非製造業は「港湾・道路等の社会インフラの早期復旧」57.3%となりました。

                                                                以 上

(注1)BSI= Business Survey Index(企業業況判断指数)
        「上昇」と回答した企業の割合 - 「下降」と回答した企業の割合

(注2)調査期間中10月経済指標の主な動き(前回22年10月)
    ・日経225種平均月中平均株価 :8733.56円(9455.09)(日本経済新聞)
    ・外国為替相場(月中平均)   :1米ドル=76.66円(81.93)(みずほ銀行HP)
                         1ユーロ=105.06円(113.72)(みずほ銀行HP)
    ・日経公社債長期債INDEX   :1.40%(1.20%)(日本経済新聞)
    ・NY原油先物相場         :1バレル/米ドル:86.43(81.97)(日本経済新聞)

【ご照会先】
 (社)東北経済連合会 産業経済G  高玉・小野
     TEL 022-799-2103

「第68回企業経営に関するアンケート調査」結果(PDF)

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