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  3. (東経連情報第38号)「第78回企業経営に関するアンケート調査」の実施結果について

- 28年度上期実績BSIは5期連続でマイナス -

 

 (一社)東北経済連合会では、東北経済の動向と企業経営の実態を把握し、国の政策に対する要望など今後の当会活動に資するため、毎年4月と10月の年2回、当会会員企業を対象に「企業経営に関するアンケ-ト調査」を実施しております。

 今回の調査は、288社の会員企業に対して実施し、212社から回答を得ています。調査結果は別添のとおりですが、主なポイントは以下の通りです。

○東北の景況感(28年度上期実績)は、BSI(注)が▲9.0となり、平成27年度下期実績比▲5.2ポイント
 低下した。また、前回調査見通し(▲15.8)との比較では、実績が6.8ポイント上昇した。28年度下期
 見通しについては、BSIが▲10.0となり、前回調査に比べ5.8ポイント上昇を見込んでいる。

○売上高・経常利益(28年度上期実績)は、売上高BSIが▲2.4、経常利益BSIが0.0となった。売上高
 BSIは製造業、非製造業ともに低下した。経常利益BSIは製造業が上昇したが、非製造業は低下し
 た。下期見通しは、売上高BSIが▲5.2、経常利益BSIが▲10.4となった。

○トピックス調査として、震災の発生から5年半が経過し、会員企業に対し復興への障害、今後の要望事項
 について、前回に引き続き調査した。震災後の生産・売上回復の障害として、製造業では「資材・人件費
 の高騰」(45.7%)、「取引先の変化」(32.1%)、非製造業では「資材・人件費の高騰」(71.8%)、
 「商圏地域の復旧」(26.0%)の順となった。今後の震災復興の要望事項として、製造業では「社会イン
 フラ(港湾・道路・鉄道・まちづくり等)の早期整備」(38.3%)、非製造業では「社会インフラ(港湾・
 道路・鉄道・まちづくり等)の早期整備」(59.5%)となった。

○その他として、「現在の外国為替(円/USドル)水準による影響」についての調査では、「デメリットの
 ほうが大きい」が21.2%、「メリットのほうが大きい」が12.0%となった。また、「自社にとって望ましい
 為替レート」については、105円以上110円未満が24.6%で最も多く、前年の調査(115円以上120円未満が
 27.0%で最多)と比較して円高方向にシフトしている。

(注)BSI(Business Survey Index(企業業況判断指数))

= 「上昇」と回答した企業の割合-「下降」と回答した企業の割合

第78回企業経営に関するアンケート調査結果(平成28年10月)

 

【ご照会先】 一般 社団法人 東北経済連合会 産業経済G 江尻
      TEL 022-397-9092

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