1. 一般社団法人 東北経済連合会
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東経連の概要

ご挨拶


会長  増子 次郎

“強み”を見つめ直す

 パンデミックやロシアのウクライナ侵略、米中対立、異常気象など、既存の社会・経済システムを大きく揺るがすこれらの重大な懸案は、世界情勢の不透明感を一層強め、私達を取り巻く社会環境にも様々な形で影響をもたらしており、引き続きその動向を注視する必要があります。

 一方、足元では、新型コロナ感染症の5類移行を契機としたインバウンドの受け入れ再開や、東北・新潟の夏祭りの復活など、人流を引き戻す動きが各地で活発化しており、少しずつ日常が戻り始めています。地域の景気動向も業種による温度差はあるものの、総じて緩やかな回復傾向を示しており、この流れを確実なものとしなければなりません。
 
 このようなマクロ、ミクロ両面での課題を認識し、東北・新潟経済のさらなる活性化に向けて、当会では2023~2025年度の3年間を第3期とする中期事業計画を策定しました。
 
 第3期のテーマは、「3つのSHINKAへの挑戦」です。既存事業をさらに深掘りする「深化」、経済団体として本来持つ機能をアップデートする「進化」、これらを通じて「真価」を発揮する、この3つを念頭に置いて事業を進めてまいります。
 
 取り組みにあたってのポイントは、企業も地域も我々も、本来備わっている“機能”や“強み”を見つめ直すことの重要性です。太平洋側に並び立つ「未来志向の科学技術プロジェクト」や、洋上風力発電など日本海側に賦存する「再生可能エネルギー」のポテンシャル、各県に広く散りばめられた観光資源、世界をも魅了する農水産物など、「東北・新潟の強み」を生かし、若者に夢を与える将来展望を描き生業にする、その実現に向けて汗をかくこと、それが経済団体としての当会の役割であると考えています。

 皆様には当会が果たすべき役割に改めてご賛同いただき、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

                             一般社団法人東北経済連合会
                                会長   増子 次郎

 

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