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  3. マーケティング・ビジネスプラン支援事業の採択(マーマ食品、ナノテム)について(東経連事業化センター)

 新たに(株)マーマ食品(花巻市)、(株)ナノテム(長岡市)の事業支援を決定

 東経連事業化センター(会長:幕田圭一(社)東北経済連合会会長)は、このたび、支援戦略委員会(委員長・熊谷巧東北イノベーションキャピタル(株)代表取締役社長)での検討を受け、新たなマーケティング・ビジネスプラン支援事業として、(株)マーマ食品(岩手県花巻市)、(株)ナノテム(新潟県長岡市)の2社の事業支援を決定しました。これにより、マーケティング・ビジネスプランの支援対象企業は、合計8社※1となります。

 (株)マーマ食品は、地域食材にこだわった質の高い惣菜の商品ラインナップを持つ食品加工会社で、従来のおから蒟蒻に改良を加え特許出願するなど、新たな商品開発にも取り組んでおります。同社の製品は、質の高い国産惣菜とおから蒟蒻を組み合わせた商品開発を行うことにより、高級マーケットに参入できる可能性が大きいことから、東経連事業化センターでは、「地域食材を活用した国産高級惣菜のブランド化及び全国展開支援」を行ってまいります。

 (株)ナノテムは、長岡技術科学大学の第一号のベンチャー企業で、半導体製造におけるシリコン、セラミックスなどの新素材の加工や加工器具の開発において優れた技術を有しており、独自のセラミック焼結技術をベースにセラミックス基板等を加工するための新たなダイシングブレード※2を開発しております。このダイシングブレード(有気孔ダイヤモンドブレード)は、ダイヤモンド同士がガラスセラミックスにより結合し、気孔を形成させることで、ダイヤモンド砥粒とボンド(金属、樹脂、めっき等)で構成されるこれまでのダイヤモンドブレードに比べ、切れ味が2~3倍優れており、今後、半導体メーカーを中心に販売の拡大が期待されます。このため、東経連事業化センターでは、新たなダイシングブレードの知財戦略及び販路拡大支援を行っていくこととしております。
 
事業化センターでは、今後、1年間を支援期間として、同事業のサポートチームを編成し、支援を展開してまいります。
 マーケティング・ビジネスプラン支援事業は、新製品・新商品の開発に際して課題となるマーケティングや知的財産の戦略立案ならびにビジネスプランの構築等の支援を行う事業で、東北7県に主な事業所を置く企業を対象に、新規性・革新性があり、支援を通じて成長軌道に乗る可能性の高い事業を支援しています。
 支援企業に対しては、当センターに登録している専門家等をメンバーとする支援チームを個別に編成し、原則として1年間を期間としてマーケティング・ビジネスプランの支援活動を行います(下記のPDFファイル参照)。マーケティング・ビジネスプラン支援事業は随時申込みを受け付けています。

※1:これまでに事業支援を採択した企業
平成18年9月~(株)ピー・ソフトハウス(仙台市)、(株)マイクロアーツ(会津若松市)
平成19年3月~(株)アクトラス(横手市)、(株)松栄工機(大崎市)
平成19年4月~(株)アイカムス・ラボ(盛岡市)
平成19年9月~(有)テクノ・キャスト(大崎市)

※2:ダイシングブレード
集積回路などが形成されたシリコン製ウェハーを切削し、チップ化するための円形回転刃

【本件についての照会先】   
東経連事業化センター 西山
TEL:022-225-8561
(仙台市青葉区中央2-9-10(セントレ東北11階 (社)東北経済連合会内)

支援概要、両社の商品概要はこちらをご覧下さい。

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