東経連事業化センター（会長・幕田圭一(社)東北経済連合会会長）では、技術シーズの事業化の可能性を調査するＦＳ（フィージビリティ・スタディ）への助成を行っておりますが、このたび、新たに、「サケ頭部の未利用部位を高度有効活用した健康で大型の錦鯉の育成技術の開発」（森山俊介北里大学海洋生命科学部准教授〔岩手県大船渡市〕、㈱丸辰カマスイ〔岩手県釜石市〕、山源錦鯉〔新潟県長岡市〕）への助成を決定しました。これにより、ＦＳ助成制度の採択案件は合計８件となります。
「産学マッチングＦＳ助成制度」は、東北７県における産学マッチング事業のさらなる充実をはかることを目的に、大学等の技術シーズを対象にしたＦＳに資金助成する制度で、助成額は１００万円を上限としております。
このたび、産学マッチング委員会（委員長・髙橋四郎 東北イノベーションキャピタル㈱取締役）での検討を受け、新たな助成先が決定したものです。本事業は年間１０件の助成を目安としており、本年度初の助成となります。
今後、産学マッチング委員会では、対象案件に対しＦＳ調査の資金助成を行うほか、事業化に向けた支援を実施してまいります。
今回採択された助成件名の概要は、別紙のとおりです。
なお、産学マッチングＦＳ助成事業は申込を随時受け付けております。
※これまでの採択案件
①「ナノカーボンセメント面状発熱体製造技術の開発」
石巻専修大学 亀山教授、（株）ティーアールティー（石巻市）
②「手術シミュレーション用口腔内モデルの開発」
東北大学 太田准教授、（有）テクノ・キャスト（大崎市）
③「電磁力を利用してネジ山をセラミック粒子分散強化したアルミ製ネジの開発」
東北大学 谷口教授、（株）日本セラテック（仙台市）
④「発毛効果を有するカキドオシ・エキスの研究開発」
秋田大学 杉山教授、（株）エーティー・ラボ（秋田市）
⑤「薄地炭素繊維織物とその積層織物の製造技術の開発」
福島県ハイテクプラザ 三浦研究員、齋藤産業（有）（川俣町）
⑥ ｢ガス除去フィルタの開発とその応用｣
東北文化学園大学 野﨑教授、東スリーエス（株）（仙台市）
⑦ ｢電力需要予測サービスに向けた先進的未来予測プログラムの開発｣
岩手大学 伊藤研究員、（有）ザゼンソウ技術開発研究所（盛岡市）
【本件についての照会先】
東経連事業化センター 西山、大粒来（℡.022－225-8561）
