東経連ビジネスセンター（会長 向田吉広：（一社）東北経済連合会 副会長）は、マーケティング・成長戦略支援事業において、１件の採択を決定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
当センターでは、一昨年度に（一社）東北経済連合会が策定したビジョン2030「わきたつ東北」で掲げた「稼ぐ力を高める」の具現化に向けて支援を行うこととしております。本件は、①ＣＡＳ冷凍技術と独自のパック技術（特許出願中）を用い、②プロの料理人の包丁さばきのノウハウを活かして、「世界初の業務用個食お造りパック」の開発に成功したというものです。これにより、産地のお造りの美味しさを閉じ込めて、高いクオリティーのまま首都圏の飲食店に届け、高付加価値ビジネスを生み出すことが期待されることから採択いたしました。
なお、同事業の採択件数は、今回の１件を加え、累計３６件となります。
記
■ ㈲三陸とれたて市場（岩手県大船渡市／代表取締役 八木 健一郎 氏）
・支援テーマ：「三陸の海産物の美味しさを封じ込め」安定して届ける取組み
～地域の稼ぐ力を高める付加価値型のビジネスモデルの提案～
・支援先概要：㈲三陸とれたて市場（平成16年5月設立、資本金500万円、従業員8名）
・内 容：同社は三陸漁業生産組合と連携し、世界三大漁場の三陸沖でその時期に旬を迎える美味しい
“天然”魚に狙いを定めて獲り、お造り（刺身）としてそのまま提供されることから逆算し、
『商品加工過程で最大限の旨みを引き出した状態で封じ込める』ことを特徴とする企業です。
単に三陸の海産物を全国に届けるだけではなく、科学的・技術的なアプローチのもと、「美
味しさを封じ込めた『世界初の業務用個食刺身パック』」という商品を開発しました。
同社は、新鮮な食材を活かせる生産地だからこそ取り組める事業として「お造り（刺身）」
に着目し、従来の素材提供から「地域の稼ぐ力を高める付加価値型ビジネスモデル」を提案
しております。
当センターでは、旬の新鮮でハイクオリティーな鮮魚を加工・凍結した個食刺身パックの「短
時間解凍、盛付けるだけ」という調理メリットと、通期・安定的に漁場からダイレクトに届け
る点を高く評価し、国内における認知度向上のためプロモーション戦略の面から支援をして参
ります。
・支援期間：令和元年9月～令和2年8月
【お問合せ先】
東経連ビジネスセンター 長谷川 浩
〒980-0021 仙台市青葉区中央2-9-10 セントレ東北11階
（一般社団法人 東北経済連合会 事務局内）
Tel. 022-397-9098 Fax. 022-262-7055
http://tokeiren-bc.jp/
