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  3. 東北の景気動向12月(令和3年10月指標中心)について

― 令和3年10月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は、「依然として厳しい状況であり、持ち直しの動きに足踏みが見られる」―

 個別項目をみると、鉱工業生産指数は前月比3.9%減と2カ月連続で減少した。個人消費について、百貨店・スーパー販売額は前年同月比0.5%増と3カ月ぶりで前年を上回った。ドラッグストア販売額、家電大型専門店販売額は前年を上回ったが、コンビニエンスストア販売額、ホームセンター販売額は前年を下回った。乗用車新車登録・販売台数は前年同月比32.2%減と5カ月連続で前年を下回った。新設住宅着工戸数は同16.3%増と6カ月連続で前年を上回った。公共工事請負金額は同53.5%減と7カ月連続で前年を下回った。非居住用建築物着工床面積は同2.3%増と2カ月連続で前年を上回った。有効求人倍率は1.33倍で前月比0.01ポイント低下した。企業倒産件数は前年同月比27.0%減と5カ月連続で前年を下回った。景気ウォッチャー調査における現状判断DI(季節調整値)は51.9となり2カ月連続で前月を上回った。
 10月末時点において、コロナウイルス感染者数が落ち着き、個人消費が回復の流れを維持するなかで、半導体不足によるサプライチェーン問題の長期化、新たな変異株等によるコロナウイルスの感染再拡大、エネルギー価格をはじめとした物価上昇の波及等企業活動・個人消費の停滞を長引かせうる要素に、引き続き大きな注意を払う必要がある。

詳細は添付資料をご確認ください。

東北の景気動向(令和3年10月経済指標中心)

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