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  3. 東北の景気動向5月(令和4年3月指標中心)について

― 令和4年3月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は、「依然として厳しい状況であり、持ち直しの動きに足踏みが見られる」― 

 個別項目をみると、鉱工業生産指数は前月比1.2%増と3カ月ぶりで増加した。個人消費について、百貨店・スーパー販売額は前年同月比0.04%減と5カ月連続で前年を下回った。コンビニエンスストア販売額、ドラッグストア販売額は前年を上回ったが、家電大型専門店販売額、ホームセンター販売額は前年を下回った。乗用車新車登録・販売台数は前年同月比17.9%減と10カ月連続で前年を下回った。新設住宅着工戸数は同9.1%増と2カ月ぶりで前年を上回った。公共工事請負金額は同33.5%減と12カ月連続で前年を下回った。非居住用建築物着工床面積は同2.4%増と7カ月連続で前年を上回った。有効求人倍率は1.39倍で前月比0.01ポイント低下した。企業倒産件数は前年同月比47.1%増と3カ月連続で前年を上回った。景気ウォッチャー調査における現状判断DI(季節調整値)は42.4となり3カ月ぶりで前月を上回った。
 3月末時点において、コロナウイルスの経済に与える影響が徐々に弱まるなかで、企業の生産活動は、半導体等部品不足解消の動きが徐々に進み、個人消費は、内食等ウィズコロナ関連需要が、引き続き堅調に推移するも、依然として力強さに欠ける。引き続き、物価上昇、円安進行をはじめとした景気マイナス要因の波及度合いに注意が必要となる。

詳細は添付資料をご確認ください。

東北の景気動向(令和4年3月経済指標中心)

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