東北経済連合会(会長:増子次郎 以下「当会」という。)では、九州の地域商社「九州農水産物直販株式会社(以下「九直」という。)と生産者を結び付け、東北・新潟の農林水産物・食品の輸出拡大に取り組んでいます。
八戸中央青果株式会社(青森県八戸市。以下「八戸中央青果」という。)では、当会の輸出事業として昨年度初めて九直を通じて、青森県産・岩手県産のキャベツ(1,200ケース)を香港へ輸出しております(令和5年7月13日お知らせ済み)が、今年度も昨年度に引き続き、香港への輸出を実施しておりますので、お知らせします。
具体的には、6月から11月にかけて、10月末現在3,640ケース、最終的には11月末までに約4,000ケースが出荷される見込みで、昨年度と比べ約3倍を超える出荷量となっております。
元々、香港では、日本産キャベツの人気が高く、大きな需要がありましたが、東北においては、集荷力と検品作業(害虫駆除等)の課題から、輸出につながるケースは限られておりました。しかし、「情熱市場」を企業理念として掲げる八戸中央青果では、その産地集荷力を活かすとともに、キャベツの輸出時に不可欠な検品作業体制を整えることにより、香港への数量を増やした継続輸出が実現したものです。
また、キャベツの輸出を契機に、香港から様々な青果物の引き合いがあり、八戸中央青果ではその産地集荷力を活かし、当会の仲介では初めて青森県産のメロン、ナガイモの出荷を実現しています。
・青森県産メロン 8月 合計160ケース(5~6玉入り/1ケース)
・同 ナガイモ 8月~継続中 合計620ケース(10月末時点)(400g×10パック/1ケース)
これらは香港大手小売りグループである香港デイリーファーム・グループの店舗で販売されています。
八戸中央青果からは、「キャベツから始まった商売をさらに大きくしていきたい。どんな需要があるかわからないから、こちらから様々な商品を提案していく。」と、さらなる輸出増へ向けての決意が語られました。
九直関係者からは「日本産のキャベツ、ナガイモについてはこれまでも引き合いがあり数量を増やしていきたいと考えている。」と、また、現地バイヤーからは、「日本産のメロンの需要は高く、日本各地からリレー出荷をお願いしている。来年度もぜひお願いしたい。」との話があり、来年度に向けて、さらなる輸出増が見込まれています。
当会では、引き続き、魅力ある東北・新潟産品の輸出拡大に取り組み、当会のビジョン「わきたつ東北」実現の加速化につなげてまいりたいと考えております。
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以 上
【本件問い合わせ担当】
(一社)東北経済連合会 食・観光グループ 山添 電話:022-397-6528