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プレスリリース

2025年07月11日

八戸中央青果㈱による香港への青果物の輸出について   ~キャベツ(3回目)、大根(初)~

 東北経済連合会(会長:増子次郎 以下「東経連」)では、九州の地域商社「九州農水産物直販株式会社(以下「九直」)」と生産者を結び付け、東北・新潟の農林水産物・食品の輸出拡大に取り組んでいます。本年度も、九直を通じて八戸中央青果株式会社(青森県八戸市、以下「八戸中央青果」)のキャベツが出荷されることになりました。また、今年は新たに大根が出荷される運びとなりましたので、お知らせします。

 輸出されるのは、岩手県産のキャベツと青森県産の大根で、キャベツについては7月から10月にかけて合計約4,000ケース(昨年は4,120ケース)、大根については試験的に2ケースを出荷する予定です。
 出荷された青果物は、香港大手小売りグループである香港デイリーファーム・グループの店舗で販売されます。
 香港では日本産キャベツが人気で引き合いも多くありますが、東北においては、集荷力と検品作業(害虫駆除等)の課題から、なかなか輸出までには至っていませんでした。しかし、「情熱市場」を企業理念に掲げる八戸中央青果が、その産地集荷力を活かすとともに、検品作業体制を整えることで、まとまった数量を継続的に輸出することが可能となりました。

 香港からはキャベツの輸出を契機に、他の青果物に対しても引き合いが寄せられるようになり、その中から今年は、新たに青森県産の大根が出荷されることとなりました。初便としては2ケースですが、売れ行き等をみて、さらなる出荷ができないか交渉を続けております。
 なお、今回のキャベツと大根のほか、昨年出荷した青森県産のナガイモについても、昨年同様出荷できないか、現在調整を続けているところです。

 今回の輸出にあたり、八戸中央青果は「キャベツから始まった商売をさらに大きくしていきたい。今年は試験的に大根も出せることになった。こちらからも様々な商品を提案していきたい」と、さらなる輸出に向けての決意を新たにしています。
 また、九直関係者は「日本産のキャベツの他、ナガイモについても引き合いが強いが、長さなどの規格の点で現在調整中となっている。大根を含め、今後も数量を増やしていきたい」と述べており、また、現地バイヤーも「日本産の青果物の需要は高く、日本各地からリレー出荷をお願いしている」と話すなど、今年、そして来年に向けて、さらなる輸出拡大に期待がかかります。
 東経連では引き続き魅力ある東北・新潟産品の輸出拡大に取り組み、ビジョン「わきたつ東北」実現の加速化につなげてまいりたいと考えております。
                                          以 上

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【本件問い合わせ担当】
 (一社)東北経済連合会 食・観光グループ 山添 電話:022-397-6528

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