異分野の学生が農業の未来をデザインする実践型共創イベント 『AgriTech Lab』(アグリテック・ラボ) ~ 未来耕創 あなたの学びが国を耕す力になる ~
このたび、一般社団法人東北経済連合会(会長:増子 次郎)は、新潟県内最大級の学生コミュニティ「次世代BASE」の協力を得て、『AgriTech Lab』(アグリテック・ラボ)を、10月25日(土)に新潟市で開催いたします。
当会では、東北・新潟の基幹産業である一次産業、特に農業分野に数年前から着目し、地域産品の輸出支援や7県連携によるコメ等の海外展示会への出展、DX導入による新たな事業展開に向けた勉強会の開催など、農業の生産性・付加価値向上に資する取り組みを進めています。
こうした中、政府は昨年10月に「スマート農業技術活用促進法」を施行。異業種企業の農業参入を促進し、農業を“稼げる魅力ある産業・職業”として再構築する方針を打ち出しました。当会でも、昨年12月に新潟市でスマート農業に関するビジネスセミナーを開催し、同法制定の背景やスマート化による市場拡大に伴うビジネス動向などについて理解を深め、参加者からは特に、農業への異業種参入の重要性について多くの声が寄せられました。
本イベントでは、農学はもとより、情報通信・機械工学・薬学・化学・経営など様々な専攻分野の学生に、アグリテックの課題や可能性を理解してもらいます。また、「自分の学びがこれからの農業分野でどう活かせるか」「地域特性を活かした農業のあり方」などを、実際に異業種から農業参入した企業やアグリテックによる農業を実践している生産法人のいずれも中堅・若手の方々とともに考察します。
アグリテックによって変わりつつある私たちの地域の強みである農業および関連産業が職業選択肢の一つとなる可能性を、その担い手となり得る学生自身に意識してもらう機会として、学生のみなさんにも企画・運営に参画していただくイベントです。
ぜひご取材くださいますようご案内申し上げます。
【開催概要】
1.日 時:2025年10月25日(土)10:00~17:00
2.会 場:新潟国際情報大学 9階講堂(新潟市中央区上大川前通7番町1169)
3.対 象:大学生等50~100名程度(農業、情報通信、工学、薬学、経営学など)、企業等50名
4.内 容:
(1)セミナーセッション(10:00~12:00)
①ウェルカムスピーチ ・・・「アグリテックの現在地」
開催趣旨、アグリテックの現在地(現状と課題)にフォーカス。コメ問題の本質
やスマート農業新法施行の意義(生産性向上・高付加価値化、担い手確保、食糧
安保、地球環境、地方創生等)に触れる。
「AgriTech Lab」総合アドバイザー 三輪 泰史 氏
(㈱日本総合研究所 チーフスペシャリスト)
②カジュアルトーク(対談) ・・・「アグリテックの未来の姿」
全国に普及する営農支援システム「アグリノート」の開発者(ウォーターセル
創業者)で、現在はサツマイモ生産者でもある長井氏の経験を中心に、今後、
必要となる人財像(異分野の知見の必要性)に触れる。
ウォーターセル㈱ 創業者 長井 啓友 氏
× 「AgriTech Lab」総合アドバイザー 三輪 泰史 氏
③パネルディスカッション(異業種参入企業及び学生が参加)
アグリテックを切り口に農業分野は産業の垣根が無くなってきており、文理融合で
様々な技術や研究が生かせる領域となっている。多くの学生に農業分野での自らの
可能性(学んでいることの社会での活かし方)に気づきを与えつつ、企業と学生が
互いに刺激を受け合いながらアグリテックの未来を共に考える。
テーマ「○○だから挑むアグリテックの大きな可能性」
<参加企業5社>
㈱小野組(建設業/胎内市)、ナミックス㈱(電子化学材料製造業/新潟市)、
JR東日本メカトロニクス㈱(駅務機器製造業/生産拠点:新潟市)、
㈱NTTアグリテクノロジー(情報通信業/実証拠点:秋田市他)、
BASFジャパン㈱(総合化学製造業/新潟市他)
<大学生1名>
(2)デザインセッション(12:30~15:45)
グループワーク
学生が主体となり、多様な視点から農業の未来を描くグループワークを実施。企業や
農業法人の社員がメンターとして加わり、実務経験に基づく助言で議論を深める。
自分の専門が農業にどう活かせるかを考える機会となり、農業を “自分ごと”として
捉えることを狙いとする。
①グループワーク [約70分]
テーマ1「アグリテックによって農業を産業としてどう成長させるか」
テーマ2「農業を若者が就きたいと思える職業・産業にするためにはどうすればよいか」
②提言プレゼン [30分]
③投票・表彰 [15分]
④総評・参加者感想 [15分]
<参加者構成>
・大学生等30名(5グループ×6名)
・各グループには企業・農業生産法人がメンター役として加わり、実務的な意見
や経験に即したアドバイスを行う。
<メンター企業5社>
㈱新潟クボタ(農業機械販売業/新潟市)、ナミックス㈱、JR東日本メカトロ
ニクス㈱、㈱NTTアグリテクノロジー、BASFジャパン㈱
<メンター農業生産法人5社>
㈲戸頭農場(新潟市)、㈱白銀カルチャー(同)、エンカレッジファーミング㈱(同)
㈱おしの農場(山形県天童市)、㈱井上農場(山形県鶴岡市)
(3)交流セッション(16:00~17:00)
グループワークに参加した学生・企業・農業法人が、ざっくばらんに意見交換
しながら親睦を深め、新しい交流や連携を作る機会とする。
【取材申し込みについて】
下記担当宛に、メールで【社名・所属部署、氏名、連絡電話番号】をお送りください。
※お申し込み期限:前日10月24日(金)
【本件担当】一般社団法人東北経済連合会 事業支援グループ 宮﨑、佐藤 TEL 022-397-9098
E-mail:k-miyazaki@tokeiren.or.jp
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