今月は「東北の景気は、さらに弱めの動きになっている」と２カ月ぶりに基調判断を変更、小幅な下方修正を行いました。
生産は、鉄鋼、一般機械、電子部品・デバイス等の減少などから２カ月ぶりに低下し、弱めの動きとなっています。個人消費は、大型小売店販売額が５カ月連続で前年を下回るなど、全体として力強さを欠いています。住宅投資は、前年の改正建築基準法の施行による大きな落ち込みの反動増により、１６カ月ぶりに前年を上回りました。公共投資は、２カ月連続で前年を上回りましたが、今年度累計では前年度を下回っています。雇用は低下傾向にあり、厳しい情勢が続いています。企業倒産は、件数が７カ月連続で前年を上回るなど、高止まりが続いています。
