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プレスリリース

2009年04月17日

「東北加速器基礎科学研究会」設立総会の開催について(第3号)

 4月22日(水)、仙台市において、「東北加速器基礎科学研究会」の設立総会を開催します。

 当研究会は、超大型の直線型加速器「国際リニアコライダー」(International Linear Collider 以下、ILC)を東北地区に誘致していく環境を整えていくことを目的として、東北大学の井上総長、東経連の幕田会長が発起人となり、東北の産学官が一体となって設立するものです。

 ILCは、質量の起源や時空構造等を解明するための研究施設として、世界で1か所だけ建設することが合意されている施設で、昨年、日本人研究者4名の方々がノーベル賞を受賞したことを受け、政府としても国内誘致に乗り出す旨を言及したことを契機に、一躍脚光を浴びています。
 ただし、ILCの建設には、地下に安定した岩盤が40km以上続いていることや、海外からも含め千人規模の研究者を支える研究・生活環境等が整っていることが必要であり、国内でも候補地は限られるとされています。
 その中でも北上山系などが有力候補地と言われており、ILCが持つ大きな学術的意義と将来の産業や地域経済への波及を考え、施設の誘致には産学官の関係者、地域の方々へのプロジェクトへの理解促進や協力を得るための環境づくりが欠かせないことから、当研究会設立に至ったものです。

 設立総会では、設立に必要な会則の制定、代表者の選出、21年度事業計画について決定する予定にしています。

 なお、設立総会後に、ILC計画推進のリーダーのお一人でもある駒宮幸男・東京大学教授による記念講演会を開催します。

 設立総会の開催概要は添付資料をご覧ください。

【お問合せ先】(社)東北経済連合会 産業経済グループ 高玉、有原
         Tel. 022-799-2103

「東北加速器基礎科学研究会」設立総会開催概要

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