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  3. 東北の景気動向(平成23年2月中心)について(第2号)

 東北の景気は、「厳しい状況のなかで、持ち直しの動きが続いている」とし、基調判断は据え置きました。

 個別項目をみると鉱工業生産指数は、小幅下落。在庫指数は減少しましたが、出荷水準が高水準で生産動向としては、持ち直しと判断しています。個人消費は、大型小売店販売額(全店ベース)が、衣料品、食料品、家庭用品が好調で、3ヵ月ぶりに増加しました。自動車販売については、3ヵ月連続で、減少幅が縮小しています。住宅投資は、天候要因があり、8ヵ月ぶりに前年同月比で減少しています。公共投資は、10ヵ月連続で減少しました。雇用は、有効求人倍率が5ヵ月連続で改善しました。雇用保険受給者実人員も8ヵ月連続で大幅に減少するなど緩やかな改善が見られます。企業倒産も、金額、件数共に減少しており、落ち着いた状況となっています。

 なお、3月11日に発生した東日本大震災により、東北経済は、宮城・岩手・福島3県を中心に生産・物流・商業施設、住居、道路等のインフラ設備に甚大な損害を受けており、今後経済活動全般の大幅な低下が予想されます。

東北の景気動向(平成23年2月中心)について(プレス資料)

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