平成２３年５月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は、「東日本大震災の影響から、大幅に悪化したが、復旧の動きが見られる」とし、基調判断を上方修正しました。
個別項目をみると、生産は復旧の動きが広がってきており順調に回復しています。個人消費は、小売への商品供給体制が復活し、大型小売店販売額が前年比プラスに転じており、乗用車新車販売も減少幅が縮小しています。住宅投資は、供給サイドの制約で減少しましたが、建設業の受注は補修・復旧を中心に活況です。公共投資は、復興需要から増加。雇用については、離職者が一時的に増加していますが、有効求人倍率は緩やかに改善してきています。
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