平成２４年１月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は「東日本大震災の影響から、回復基調を強めている」とし、基調判断は据え置きました。
個別項目をみると生産は２ヵ月連続で上昇しました。タイの洪水の影響からの回復、乗用車部品、製造が好調なことや工場設備の復旧に伴い生産が回復してきています。個人消費は、大型小売店販売額が９ヵ月連続で前年比増加するなど好調に推移しており、乗用車新車販売もエコカー補助金、震災買換え需要から５ヵ月連続で前年を大幅に上回りました。住宅投資は、貸家の着工が持ち直し、持家、分譲が好調であることから大幅に増加しました。公共投資は、復興工事により６ヵ月連続で前年を上回り大幅に伸びました。雇用については、建設業を中心に求人が増加し、有効求人倍率は９ヵ月連続で改善しました。
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