2013年05月23日
東北の景気動向(平成25年3月指標中心)について(第4号)
平成25年3月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は「東日本大震災の復興需要等により、緩やかに持ち直しつつある」とし、基調判断を上方修正しました。
個別項目をみると鉱工業生産指数は一般機械工業、輸送機械工業、鉄鋼業等9業種で上昇したものの、電子部品・デバイス工業等8業種で低下し、前月比横這いとなった。個人消費では、気温が高めに推移した影響から、春物衣料等が好調で大型小売店販売額(全店ベース)が前年同月比5.0%増と、3ヵ月振りの増加となった。乗用車新車販売については、エコカー補助金の終了と前年度の需要増からの反動の影響により、7ヵ月連続で前年度を下回った。住宅投資は、岩手・福島の貸家・分譲住宅着工戸数が前年比大きく伸びたことにより、前年同月比28.5%増加し、2ヵ月連続で前年を上回った。公共投資は、震災関連復旧工事が引き続き好調であるが、前年同月比では20ヵ月振りに前年を下回った。有効求人倍率は0.96倍と前月比▲0.01ポイント低下したものの、14ヵ月連続で全国水準を上回った。企業倒産については、件数・負債総額とも前年を下回り、依然として小康状態を保っている。
詳細は添付の資料をご覧ください。