2013年11月22日
東北の景気動向11月(平成25年9月指標中心)について(第30号)
平成25年9月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は「東日本大震災の復興需要等により、持ち直している」とし、基調判断を引き上げました。
個別項目をみると鉱工業生産指数は、情報通信機械工業、輸送機械工業等6業種で上昇し、前月比0.1%増加となった。個人消費では、大型小売店販売額(全店ベース)が前年同月比1.5%増と、3ヵ月振りに増加となった。前年より気温が低く、秋物衣料などに好調な動きが見られ、プロ野球東北楽天のリーグ優勝セールによる消費刺激効果も影響した。乗用車新車販売については、エコカー補助金終了の反動減が一巡し、13ヵ月振りに前年を上回った。全県で前年同月比プラスとなった。住宅投資は、岩手・宮城の貸家等の住宅着工戸数が伸びたことにより、前年同月比31.5%増加し、8ヵ月連続で前年を上回った。公共投資は、震災関連復旧工事が引き続き好調であり、前年同月比では6ヵ月連続で前年を上回った。有効求人倍率は1.00倍と前月比▲0.01ポイント低下したものの、20ヵ月連続で全国水準を上回った。企業倒産については、件数・負債金額ともに前年を上回ったものの、依然として小康状態を保っている。
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