一般社団法人東北経済連合会（会長：海輪 誠）は、北海道経済連合会と共同で「北海道新幹線開業による事業への影響に関するアンケート調査」（以下、本アンケート）を実施しました。このたび調査結果がまとまりましたので、お知らせします。
本アンケートは、北海道新幹線開業前後における東北・北海道間のビジネス交流や観光に関する企業・個人の動向および考え方の変化を把握し、今後の東北・北海道間での事業展開や経済交流の拡大に結びつけることを目的に、平成２８年１０月３１日から１１月３０日にかけて、当会および北海道経済連合会の会員を対象に実施したものです。
調査結果の主なポイントは以下のとおりです（詳細は添付資料をご参照ください）。
○北海道新幹線による事業所へのプラスの影響があるとの回答は、開業後は開業前よりも少し減少したが、
札幌延伸時にはプラスの影響があるとの回答が増加しており、札幌延伸への期待がうかがえる。
（資料５ページ）
○プラスの影響については、東北企業は「交通の利便性の向上」、北海道企業は「観光客の増加」との回答が
最も多い。（資料１１～１２ページ）
○マイナスの影響については、東北企業・北海道企業ともに「特にない」との回答が圧倒的に多かった。
（資料１４～１５ページ）
○開業前や札幌延伸時における新たな対応・取り組みとして「取引先の開拓」と回答した企業が多く、新幹線
延伸を機に具体的なビジネスに繋げようとする意思がうかがえる。（資料１６ページ）
○東北・北海道発展のため、東北企業は「北海道と東北が一体となって相乗効果を生み出すこと」、北海道
企業は「道内各地への周遊環境整備」に取り組むべきと考えている。（資料２２ページ）
○札幌延伸時期の認知度は、東北企業は約６０％、北海道企業はほぼ１００％。（資料２４ページ）
○札幌延伸については「早い方が良い」との回答が８割を超えている。（資料２５ページ）
以 上
（添付資料）
・北海道新幹線開業による事業への影響について
【お問い合わせ先】
（一社）東北経済連合会 地域政策グループ 菅原・楢原 ＴＥＬ：022－397－9068
