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  3. (東経連情報第4号)「第79回企業経営に関するアンケート調査」の実施結果について

- 28年度下期実績BSIは6期振りにプラス -

 

 (一社)東北経済連合会では、東北経済の動向と企業経営の実態を把握し、国の政策に対する要望など今後の当会活動に資するため、毎年4月と10月の年2回、当会会員企業を対象に「企業経営に関するアンケ-ト調査」を実施しています。

 今回の調査は、288社の会員企業に対して実施し、213社から回答を得ています。調査結果は別添のとおりですが、主なポイントは以下の通りです。

○東北の景況感(28年度下期実績)は、BSI(企業業況判断指数)が「3.8」となり、平成28年度上期実績
 比12.8ポイント上昇した。前回調査見通し(▲10.0)との比較では、実績が13.8ポイント上昇した。
 また、29年度上期は、BSIが「▲3.8」となり、28年度下期実績比7.6ポイント低下する見通しとなって
 いる。

○売上高・経常利益(28年度下期実績)は、売上高BSIが「5.2」、経常利益BSIが「12.2」となった。
 売上高BSIおよび経常利益BSIについては、製造業、非製造業とも28年度上期実績比で上昇した。
 また、29年度上期見通しは、売上高BSIが「0.9」、経常利益BSIが「▲9.4」となっている。

○トピックス調査として、震災の発生から6年が経過し、会員企業に対し復興への障害となっていること
 および今後の要望事項について、前回に引き続き調査した。生産・売上回復の障害となっていること
 として、製造業では「資材・人件費の高騰」(47.6%)、「エネルギー価格の上昇」(20.7%)の順
 となり、非製造業では「資材・人件費の高騰」(69.5%)、「商圏地域の復旧」(22.9%)の順となった。
 また、今後の要望事項として、製造業では「継続的な復興財源の確保」(40.2%)が、非製造業では「社会
 インフラ(港湾・道路・鉄道・まちづくり等)の早期整備」(57.3%)が最も多くなった。

○プレミアムフライデーの実施状況については、「実施した」が5.2%、「実施しなかった」が89.2%と
 なった。

○その他として、「給料・賃金の引き上げ」についての調査では、平成29年度は「引き上げた、引き上げる
 予定」が52.4%、「引き上げを検討中」が26.4%となった。また、「平成29年度の採用数(昨年度比)」
 については、「増やした」が38.0%、「前年と同水準」が49.8%、「減らした」が8.9%となった。

(注)BSI(Business Survey Index(企業業況判断指数))

= 「上昇」と回答した企業の割合-「下降」と回答した企業の割合

第79回企業経営に関するアンケート調査結果(平成29年5月)

 

【ご照会先】 一般 社団法人 東北経済連合会 産業経済G 江尻
      TEL 022-397-9092

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