2020年09月30日
(東経連情報第20号)東北の景気動向(令和2年7月指標中心)について
― 令和2年7月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は、「新型コロナウイルス感染症の影響で、厳しい状況が続いている」―
個別項目をみると、鉱工業生産指数は前月比4.6%増と6カ月振りに上昇した。個人消費について、百貨店・スーパー販売額は前年同月比0.7%減と2カ月振りに前年を下回った。家電大型専門店販売額、ドラッグストア販売額、ホームセンター販売額は前年を上回ったが、コンビニエンスストア販売額は前年を下回った。乗用車新車登録・販売台数は前年同月比10.8%減と10カ月連続で前年を下回った。新設住宅着工戸数は同18.4%減と13カ月連続で前年を下回った。公共工事請負金額は同9.1%減と2カ月振りに前年を下回った。非居住用建築物着工床面積は同26.8%減と2カ月連続で前年を下回った。有効求人倍率は、1.12倍で前月比0.01ポイント低下した。企業倒産件数は前年同月比33.3%減と2カ月振りに前年を下回った。景気ウォッチャー調査における現状判断DI(季節調整値)は40.6となり3カ月連続で前月を上回った。
新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、政府の各種施策等により一部に持ち直しの動きが見られるが、不要不急の外出を控える等慎重な姿勢が続いていることから本格的な活動再開には至らず、厳しい状況が続いている。
詳細は添付資料をご覧ください。