2020年12月23日
(東経連情報第37号)東北の景気動向(令和2年10月指標中心)について
― 令和2年10月の経済指標の動きを中心とした東北の景気は、「依然として厳しい状況が続いているが、持ち直しの動きもみられる」―とし、先月判断から上方修正しました。
個別項目をみると、鉱工業生産指数は前月比6.4%増と2カ月連続で上昇した。個人消費について、百貨店・スーパー販売額は前年同月比4.9%増と4カ月振りに前年を上回った。ドラッグストア販売額、家電大型専門店販売額、ホームセンター販売額は前年を上回ったが、コンビニエンスストア販売額は前年を下回った。乗用車新車登録・販売台数は前年同月比26.3%増と13カ月振りに前年を上回った。新設住宅着工戸数は同13.6%減と16カ月連続で前年を下回った。公共工事請負金額は同36.9%増と3カ月連続で前年を上回った。非居住用建築物着工床面積は同12.6%減と3カ月振りに前年を下回った。有効求人倍率は1.12倍で前月比0.02ポイント上昇した。企業倒産件数は前年同月比35.1%減と4カ月連続で前年を下回った。景気ウォッチャー調査における現状判断DI(季節調整値)は54.1となり6カ月連続で前月を上回った。
新型コロナウイルス感染流行後の大幅な落ち込みから持ち直しの動きがみられ、経済活動の再開を受けて緊急事態宣言解除後に一定程度水準を回復してきた。しかし、足元では東北地域でも感染再拡大が続いており、経済活動に悪影響を及ぼす懸念がある。
詳細は添付資料をご覧ください。