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  3. 「第87回企業経営に関するアンケート調査」の実施結果について

 一般社団法人東北経済連合会では、東北経済の動向と企業経営の実態を把握し、国の政策に対する要望など今後の当会活動に資するため、毎年4月と10月の年2回、当会会員企業を対象に「企業経営に関するアンケ-ト調査」を実施しています。
 今回の調査は、293社の会員企業に対して実施し、213社から回答を得ています。調査結果は別添のとおりですが、主なポイントは以下のとおりです。

 

東北の景況感(令和2年度下期実績)は、BSI(企業業況判断指数)が「▲12.7」となり、令和2年度
 上期実績比35.6ポイント上昇した。また、前回調査見通し(▲26.5)との比較では、実績は13.8ポイント
 上昇した。令和3年度上期見通しは、BSIが 「▲15.0」となり、令和2年度下期実績比2.3ポイント
 低下する見通しとなった。

〇売上高・経常利益(令和2年度下期実績)は、売上高BSIが「▲8.5」、経常利益BSIが「1.9」と
 なった。売上高BSIは、製造業、非製造業ともに上昇した。経常利益BSIは、製造業、非製造業
 ともに上昇した。令和3年度上期見通しは、売上高BSIが「▲9.4」、経常利益BSIが「▲11.7」と
 なった。

〇トピックス調査として、会員企業に対し震災後の生産・売上回復の障害となっていること、今後の震災
 復興に対する要望事項について、前回に引き続き調査した。生産・売上回復の障害となっていることに
 ついては、全産業では「特になし」(37.6%)が最も多く、次いで「資材・人件費の高騰」(32.4%)、
 「人手不足」(31.0%)、「取引先の変化」(14.6%)の順となった。今後の震災復興に対する要望
 事項については、全産業では「インフラ(港湾・道路・鉄道・まちづくり等)の早期整備」(36.2%)、
 「継続的な復興財源の確保」(33.8%)、「企業誘致・雇用創出への取り組み強化」(29.6%)、
 「エネルギー対策への取り組み強化」(28.6%)の順となった。

〇新型コロナウイルス感染症の影響等について、感染対策(緊急事態宣言等)と経済対策(GoTo
 キャンペーン等)の両立を目指すといった国の方針についての評価は、「非常に評価する」(4.7%)、
 「評価する」(33.6%)、「どちらともいえない」(45.0%)、「評価しない」(13.7%)、
 「全く評価しない」(2.8%)となった。今後、国に強化して欲しい施策については、「水際対策の強化」
 (51.2%)が最も多く、次いで「ワクチン・治療薬等の研究開発」(50.7%)、「緊急時の医療提供体制」
 (24.4%)、「緊急経済対策」(21.6%)、「検査体制の強化」(19.7%)の順となった。

 

第87回企業経営に関するアンケート調査結果(令和3年5月)

 

 

【ご照会先】 一般社団法人東北経済連合会産業経済G 大内  
TEL:022-397-9092

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